私は三重県四日市市の富田地区に住んでいます。
名古屋で暮らしたこともありますが、ほとんど富田で生きてきました。
去年から地域の行事のお手伝いをする事が出てきまして、先日もお手伝いしてきました。
中学生と語る富田の未来 というイベントで、中学2年生9名 VS 富田地区の行政の代表・PTA・桜まつり、石取祭、鯨船祭の代表者・防災減災担当・社協の代表者の皆さん9名がディスカッションを行うというイベントで、結構おもしろいイベントです。
私は記録係です。
90分間のディスカッションをこれまではみなさんが書記の筆記していたそうですが、Googleドキュメントで音声入力を提案させてもらいまして、即採用!そして喜んでもらっています。インフルエンザになっても絶対来てね!って言われるほどです。(実際はインフルエンザどころか風邪も引いてませんので大丈夫でしたし、インフルになったらもちろん行きません。)

時代が変わっても、中学生の子たちは富田が好きで祭りが好きで、私たちが若かった頃と変わらないんだなぁと話を聞いていて思いました。
「富田地区でSNSをやってほしい。特に祭りの時、山車がどこにいるか分からないので観にいけない!」と中学生から提案があり、大人側は「みなさんがそれぞれで発信してくれたらいいと思うのでやってほしい」と答えるものの、中学生からは「発信はできなくないけれど、私たちのプライバシーが守られて安全だとは言えないので、中学生がやるのは難しいと思います。」と返答され、その通りだ!って私は思いました。忌憚なく発言する中学生のみなさんが本当に好きです。かっこいい。って思いました。
富田でSNSが導入される日は来るのだろうか・・・
来る!提案する!!せめて祭りの時だけでも、どこにどの山車がいるか分かるように提案したいです。とおもっています。
富田地区には十四川という川があり、桜の木が植えてあります。
その桜の木は大正時代に植えられた桜なので、寿命が心配されています。
植え替えるには、枯れた桜の木を根こそぎ取って新しく植えねばならない。
それは専門の知識がある人じゃないと難しく、そうすると財政的に厳しい・・・。
っていうお話も出ました。
石取祭も鯨船祭りも、子供たちの参加が少なく、祭りをこのまま継いで行けるのかという不安があるとのことで、これは全国的に課題となっていると思いますが。。
それでも、昔より人数は少なくとも、地元の中学生の子たちが「祭りって楽しい!自分の子どもにも体験させたい!」って思える事が大切で、そう思ってもらえるように富田を愛するおばさんは、頑張ろう!と思うのでした。
これはSDGsでいうと、こちらですね。半ば強引にSDGsと結びつけてみました。
(きっとこの会に参加した人の中でSDGsを知ってる人はほとんどいなかったでしょう)

祭りだけでなく、防災や減災の話も出ました。
道が狭くて危ないという話も出ました。
それらに付随して、大人側からは都市計画の話や、海に近い地域の取り組みが話されました。
でも、私は個人的にジレンマを感じます。
富田以外の地域のことも知ってほしい。
国内海外含め、色んな文化や習慣を見てほしい。
それでこそ、富田(大きく言えば日本)の良さや課題が分かると思うんです。
大人たちは、人口流出を心配します。大人になっても富田に留まってくれるかを心配します。実際、四日市の20代の女性はどんどん四日市から出て行っていると聞きました。それはどういう事なのでしょうか。また戻ってきてくれるにはどうしたらいいのでしょうか?
このイベントは楽しかったですが、富田で育った者として、そして子どもを持つ者として、考えることはたくさんあります。少ししかできなくても、地域が存続し続けるために少しずつでも私は協力していきたいと思います。だって富田が好きだから!
2/2はみんなでチョコレートを食べながらSDGsを学ぼう!
小学校低学年のお子さんもお家の方と一緒に参加できますよ。

投稿者 なるかわ